おまほしの完結と作品語り

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今回は現在エブリスタで先行公開中の『お嬢様と魔法少女と執事』のお話をしたいと思います。

こちらの作品は今年の1月頃から書き始めた青春ラブストーリーです。

6月の下旬頃にようやく完結まで書き上げ、8月に修正箇所も無事に終わりとても達成感を覚えました。

そして9月3日に連載していた『お嬢様と魔法少女と執事』の最終話をエブリスタにて公開しました。

おまほしは作品名の略語です。以下おまほしで書いていきます。

少しネタバレも含みますのでまだ最後まで閲覧されていない方はご注意下さい。

おまほしが完結した事で嬉しい思いと少し寂しい思いがあります。

今回のお話は青春を題材としていましたので、恋愛面だけでなく、友情や親愛にも重点を置いていました。これまで執筆してきた物語よりも友情と親愛を表現できたのではないかと思っています。

また魔法少女という存在を全面に出していたことから、嶺歌が魔法少女である意味がないような話にはしたくなくてその点には注意しながら執筆をしていました。

書き始めた時は嶺歌と兜悟朗の関係が発展した様子を上手く想像する事が出来ていなかったのですが、物語が進んでいく内に二人の距離が近くなった関係を考えられるようになりました。それがまた嬉しかったです。

おまほしの内容は大ボリュームとなり、私が執筆してきた作品の中で一番の長編となりました。青春を重視したかったので、恋愛以外のエピソードも入れていた為そうなったのですが、そのおかげで物語がもっと深まった気もしています。

このお話には青春には似通わないような浮気、復讐、ストーカーというキーワードの話も登場するのですが、長々しくは書いておりません。一波乱が終わったら綺麗に事が収まるようになっております。あくまでも青春物語ですので、これで良かったと思っています。

ここからはせっかくなのでキャラクターについて語っていきたいと思います(^^)

今回登場する人物たちは全体的に皆強い子たちばかりでした。

主人公の嶺歌は魔法少女という事もあり、とても強い女の子です。とある人物に理不尽な事を言われた時も嶺歌は一人で立ち向かいました。自分が間違っていると思った事はたとえ自分の立場が不利になると思っていても逃げずに向き合う心を持っています。かっこいいです。そもそも嶺歌は自分の立場云々を考えないような気もしますね。どんな時でも自分を曲げないそんな女の子です。嶺歌は自分を不幸と思った事が一度もありません。強い精神力を持っています。

続いて兜悟朗もとても強い男性です。彼は強いだけではなく優しく常に誰かの為に動いています。形南の為だけに動いていた兜悟朗は嶺歌と関わりを深めていく中で彼女の為にも動くようになります。勿論、形南への忠誠心は変わらず絶対です。それぞれに抱く感情は別であっても二人の女性の為に自分の身を犠牲にしても守り抜こうとする彼は本当に敵なしです。物語終盤の出来事の中でも彼は圧倒的な強さを見せました。兜悟朗は精神的にも肉体的にも強いキャラクターとなりました。一般的には有り得ないような場面もあったと思いますが、フィクションなのでそれほど彼は凄い人物なのだと思っていただければ幸いです。

最後に形南です。彼女もとても強い女の子です。形南は精神的には弱いようにも見えてしまう性格がありますが、切り替えが早いので誰かが一言申せば、すぐに前を向けるそんな女の子です。そして自身の立場をよく理解し、行動する能力を持っています。天真爛漫な彼女は大切な人の為ならば凛とした美しくも強い態度で人の前に立てるのです。貫禄を持っているお嬢様、かっこいいです。ちなみに形南は身体的にも強いです。小柄な彼女ではありますが、人間の時の嶺歌よりもはるかに筋力が強いです笑 流石に魔法少女になった時の嶺歌には負けますが、ご令嬢とは思えないような強い力を形南も持っています。

おまほしが完結するにあたって、後日談をいくつか用意しています。

過去作品『バッド君と私』のような後日談連載ではなく、エブリスタのスター特典で公開しようと思っています。ちなみに一番重要な後日談は9月4日(明日)公開予定です。

こちらのサイトで載せようかどうかは悩んでいるのですが、もし載せた際には告知しようと思います。

最後になりますが、おまほしを執筆していた約8ヶ月間、とても楽しかったです。

閲覧いただいた全ての方に感謝を申し上げます。

本当にありがとうございました。

2023年9月3日 星分芋

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